Tex関連のメモ(環境構築や理系レポートでよく使う知識、随時更新)
最終更新日 2020年07月18日
大学2年生の後期に、「Tex」に触れる講義がありました。
卒論などをTexで書くという噂を聞いていたので、それ以降、実験レポートやゼミで洋書を読んだ時の和訳などはTexを使って文章を書いていました。
ただ毎回、Texで使うコマンドなどの知識を忘れて、検索するため
結構手間がかかります。。。
そこで今回は、僕がTexで文章を書く際によく使う知識をまとめて、毎回検索する手間を省こうというのが目的です。レポートなどを書く際に随時、検索したことをメモしていこうと思います。
Texを使い始めた人(特に理系の大学生とかとか)には役に立つかもしれないので、良かったら参考にしてみてください。
Texの導入関係
環境構築
研究室のPCにインストールしたときは、ここを参考にした気がします。とりあえず、texが使える環境はすぐにできるはず。
texwiki.texjp.org
Texworksの入力文字のサイズを変更する方法
編集>設定>エディタのタブ>右上の文字のポイントサイズを適当に変更する
文章作成の基本関係
目次の設定
目次を挿入する際は、
\tableofcontents
を文章に追加する。
\subsubsectionまで目次に表示させたい場合は
\setcounter{tocdepth}{3}
をプリアンブルに追加する。
ここで{ }内の数字は、以下のように対応している。
- {-1}⇒Part
- {0}⇒Chapter
- {1}⇒Section
- {2}⇒Subsection
- {3}⇒Subsubsection
参考文献の項目を目次に挿入する
\begin{thebibliography}の直後に
\addcontentsline{toc}{part}{\bibname}
を入れることでできる。
数式関係
数式記号
参考URL。よく参考にさせて頂いている。
www27.cs.kobe-u.ac.jp
数式の番号を自分でつける
\usepackage{amsmath}
をプリアンブルに追加することで、align環境(数式モード)を使えるようにする。
align環境で、数式のあとに\tab{好きな数式番号の表示}でできるようになる。以下例。
コマンド例 \begin{align} \lambda_{\mathrm{max}}T&=0.290\ [\mathrm{cm\ K}] \nonumber \\ \nu_{\mathrm{max}}&=5.88\times10^{10}T\ [\mathrm{Hz\ K^{-1}}] \tag{4.8} \end{align}
表示例
[ ]
[ ] (4.8)
*\tagはequation環境でも使えるが、eqnarray環境では使えない。複数の数式を並べたときは、align環境が使える
*個人的には、ゼミの資料を作っていたときに、教科書の数式番号と資料の数式番号を統一したくて使った。